あっという間に上半期のグランプリです。先週の安田記念は◎ガイアフォースからビタ当てでした。今回は天候が難しく、当日のバイアス等で大幅に買い目が変わってきそうですね。
ひとまずは「稍重」想定で考えます。
主な前哨戦
メンバーレベルからも大阪杯組を一番下で見てます。
【有馬記念】
ラップ:6.8‐11.7‐12.9‐12.4‐12.4‐13.3‐12.4‐12.0‐11.3‐11.4‐11.6‐11.5‐12.1
逃げ馬不在で枠を活かしたダノンデサイルが逃げた。信じられないほどのスローペース。
完全に展開は前で、バイアスも内だったたため、「ダノンデサイル」「レガレイラ」「ベラジオオペラ」は恵まれた。一方外回し組、タスティエーラ、「ローシャムパーク」は見直し可能。「ダノンベルーガ」も合わないコース距離で外を回し上がり最速なら、抑えたいと思う。
特に「ローシャムパーク」については、前進気勢が強い馬のためスローペースの周回コースにて終始力んで掛かっていた。展開は最悪過ぎる。その中で外を回し、インを立ち回った「アーバンシック」「ジャスティンパレス」と差のない競馬は間違いなく強い。
シャフリヤール>「ローシャムパーク」>「アーバンシック」>「ジャスティンパレス」
>ベラジオオペラ、ダノンデサイル
【天皇賞・春】
ラップ:13.0‐11.4‐12.0‐12.2‐12.1‐12.0‐12.3‐12.9‐12.5‐11.8‐12.2‐12.1‐11.8‐12.2‐11.8‐11.7
長距離戦にしてはまずまずのペースで流れた。だいぶ早い段階で捲りが入る特殊な展開。焦らず我慢した2頭がワンツーを決めた。4歳世代の能力が際立ったレース。「ジャスティンパレス」は流石に仕掛けが早かったので、見直せるが能力がピークアウトしてきている可能性が高い。
【大阪杯】
ラップ:12.5‐11.2‐11.2‐11.4‐11.2‐11.7‐11.9‐12.0‐11.4‐11.7
デシエルトが出遅れからの逃げの手。高速馬場も有りハイペースでレースが流れた。高速馬場でスピードの持続が求められた。バイアスは完全にインで、上位はインを通った馬が占めた。距離が短く高速馬場は合わない「ボルドグフーシュ」、「ジャスティンパレス」は見直し可能。
その中で外を回して、2着に差してきた「ロードデルレイ」は抜けたパフォーマンス。
「ロードデルレイ」>「ベラジオオペラ」>「ヨーホーレイク」≧「ジャスティンパレス」「ボルドグフーシュ」
【ドバイシーマクラシック】
毎年のごとくスローからの瞬発力勝負。シンエンペラー、レベルスロマンスが引っ張り、「ドゥレッツァ」はインで上手く立ち回った。ドバイシーマクラシックの考察でも言ったが、カランダガンをかなり評価していたが、スローすぎたため2着まで。ダノンデサイルは先行し突き放す抜けたパフォーマンス。
ドゥレッツァは展開が向いたが、強い4歳世代の上位にいるシンエンペラーより強い競馬。
ダノンデサイル≧カランダガン>「ドゥレッツァ」>シンエンペラー
【日経賞】
平均ペース程度で流れた。メンバーレベルはかなり低いかな。
アーバンシックは、馬場が合わなかったのと終始外回しのトップハンデが効いたか、、正直物足りないレースでした。
全頭診断
1枠1番 ベラジオオペラ
G1で大きく崩れることなく、好走し続けているが、バイアスと展開の恩恵を受けがち。馬場が悪くなるので消すことはできないかな。阪神内回りの持久力勝負はもってこい。
大阪杯2024:内前の恩恵有り。かなり速く動いた「ローシャムパーク」の方が強い。
宝塚記念:道悪でブローザホーン、ソールオリエンスが来るくらい適正が問われた。先行して上がり3位は上位2頭より強い内容。
天皇賞・秋:内前+超絶スローペース。ドウデュースが抜けていた。
有馬記念:内前+超絶スローペース。距離が長いかと思ったが、すべてが向いた。外回し組を評価。
大阪杯2025:内前、レコードが出る高速馬場。スピードの持続力が問われた。横綱競馬で完勝。
小回りで操縦性とスピード持続が問われるレースが向いている。阪神2200も同様のレース質になりやすいが、200mの延長が効いてくるかな。
そもそも大阪杯は、中距離G1で最も格が低い。海外遠征と日程が重なることも有り、有力馬はあまり出てこない。2週早まって、有力馬が集まった今回のメンバーでは分が悪い。
1枠2番 ドゥレッツァ
ジャパンC(本命)、ドバイSCと連続で好走中だが、いずれも展開とバイアスの恩恵を受けている。それをモノにする操縦性は抜群。この馬のもう一つのストロングポイントは、スピード持続力。日本海S、菊花賞が良い例で、阪神内回りのは合う。距離も良いし、道悪だけがどうか。
天皇賞・春:熱中症
英インターナショナル:斤量61を背負い、着差はあるものの5着は及第点。
ジャパンC:出遅れから、ビュイックの神騎乗。ドウデュースが抜けていたが、シンエンペラーと同等以上の能力はある。世代最強馬だと思ってます。
ドバイSC:内前のスローペースで恵まれたが、レベルスロマンスを差したのは良い。
大阪杯出ていたら勝ってたんじゃない。海外遠征組侮るなかれ。
2枠3番 ローシャムパーク
気性が課題の馬だけに、狙い所は要確認。器用な馬ではなく、抜群のスピード持続力を持っている。G1を勝ってないのが不思議なくらい能力はある。
大阪杯2024:内前のバイアスだったが、後方から掛かり気味に早仕掛け。流石に最後は伸びあぐねたが勝ちに等しい内容。
宝塚記念:馬場が特殊すぎて適正がモロに出たレース。5着は及第点。
BCターフ:前残りを素晴らしい脚で、あわや差し切りの2着。1着レベルスロマンス、3着シャフリヤールからも、日本中距離路線の有力馬。
有馬記念:ありえないスローペースで終始掛かり通し。更に外を回して差のない7着。今回人気のアーバンシック、レガレイラ、ベラジオオペラ、ジャスティンパレスより強い競馬。
クイーンエリザベスS:勝ち馬は別格。輸送もあったし、斤量59でじわじわ伸びて6着は全然いい。
今回、明確な逃げ馬がいるし早くなりそうな展開。最大の狙いどころだと思いますが、道悪がなあ。稍重函館記念を完勝しているし、あまりにも悪くなり過ぎなければ。
2枠4番 プラダリア
去年は特殊馬場で好走。今回も馬場は向きそうだが、G1では足りない。
3枠5番 チャックネイト
G1では足りない。レーンで少しでも人気してほしいところです。
3枠6番 ボルドグフーシュ
最強世代の一角。菊花賞⇒有馬記念と連続好走。
チャレンジC:復帰戦。物足りないけどこんなもん。
AJCC:展開向いたけど物足りない。復帰後2戦目だししょうがない。
大阪杯:高速馬場、2000m、と絶対に合わない条件で8着と健闘。やはり能力はあると再確認。
今回、距離延長と道悪による上がりがかかる展開は最高。追走も楽になりバテバテの展開がハマりそう。上がりは使えてるし、まだ終わってないです。鞍上を含めて人気しないし狙い時は今回ですね。
4枠7番 ジャスティンパレス
毎回毎回、展開や馬場に泣いてきた。それで毎回ある程度人気する。今回、このままの天気ならバッサリ切ります。道悪は合わない。
4枠8番 シュヴァリエローズ
G1では足りない。
5枠9番 ヨーホーレイク
怪我から復帰して、抜群の安定感。能力はある。
大阪杯:出遅れからインを通り、馬群を捌いて3着。インを通ったけど出遅れからよく差し込んできた。
距離延長と道悪で上がりがかかるのは良いね。3列目にはいれたい。
5枠10番 リビアングラス
馬場悪化はプラスだが、相手が悪い。
6枠11番 ソールオリエンス
個人的な話になりますが、一度も強いと感じたことがないです。道悪はプラス。不器用な馬だし、去年の京都開催から阪神に替わるのは最悪。相当馬場が悪化するようなら検討するが、買わない。
6枠12番 メイショウタバル
ピンパー逃げ馬。ハマれば強いが気性との戦い。毎日杯の内容がエグいが、阪神2200で逃げ切りは厳しい。こちらも馬場悪化はプラス。買わないかな。
7枠13番 アーバンシック
菊花賞の着差からも世代上位の能力。レガレイラと同等と考えているが、不器用な馬のため小回り適性で「レガレイラ」を上に取ります。道悪もマイナス。日経賞が物足りない。
7枠14番 ジューンテイク
距離延長と道悪はプラス。G1では足りないかな。G2とか良い条件で買いたい。
8枠15番 ロードデルレイ
ずっと期待されていた素質馬で、ついに本格化。
日経新春杯:ハイペースで厳しいレース。なかなかなメンバーレベルだが、中団から差し切り着差をつけた。走破時計も優秀。
大阪杯:インを通った馬が上位を独占する中、外を回して2着。勝ちに等しい内容で自走狙いたいと思ってました。
大阪杯組で最も強い競馬をしており、今までの相手関係からも通用する。鞍上強化だが、道悪適性が分からない。
8枠16番 ショウナンラプンタ
ステイヤーかな。買わない。
8枠17番 レガレイラ
前走がかなり向いた中での好走。今回も売れるので軽視。ダービーとか強いですよね。あのポジションから前残りを5着。能力はあるし上がりは確実で有馬記念からも小回りは問題なし。ただ道悪は合わないかな。
現状の印
正直馬場次第で、全く違う馬券になりそう。良馬場なら予想しやすかったなと、、
◎ローシャムパーク
◯ドゥレッツァ
▲ロードデルレイ
△ベラジオオペラ
△レガレイラ
△ボルドグフーシュ
△ヨーホーレイク
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